朴廷桓、柯潔下してハセベ初優勝・2017年賞金王に/33代棋士会長に孫根氣当選

朴廷桓、柯潔下してハセベ初優勝

朴廷桓九段が賀歲杯初優勝に成功した。 

2月7日中国北京にあるCCTVスタジオで行われた2018CCTV賀歲杯囲碁争奪戦決勝で朴廷桓九段が中国の柯潔九段に184手で白番中押し勝ちをおさめた。 

3人逆トーナメント方式で行われた今回の大会で朴廷桓九段は1局で日本の一力遼八段に196手で白番中押し勝ちを収め、決勝に先着した。

本大会は一手30秒で10回の考慮時間(1回1分)が与えるTV囲碁アジア選手権方式で行われた。優勝賞金は80万人民元(約1億3800万ウォン)、準優勝賞金は40万人民元(約6900万ウォン)、3位の賞金は20万人民元(約3400万ウォン)だ。

中国国内棋戦で開かれる2014年から韓中日の招待戦に拡大された賀歲杯は、2014年中国の時越九段、2015年中国の柁嘉熹九段、2016ㆍ2017年中国の柯潔九段が優勝して中国が4回優勝し、韓国の優勝は今回が初めてだ。    

朴廷桓、2017年賞金王に

朴廷桓九段が6億7000万ウォンの収入で2017年の賞金ランキング1位を占めた。

昨年3月開かれた2017ワールド囲碁選手権で優勝して約3億ウォンの賞金を獲得して朴廷桓九段は、以後IMSA国際エリートマインドゲームズ団体戦優勝と個人戦準優勝、マキシム杯優勝など安定した成績をおさめながら賞金王になった。 

入段後初めて賞金3億ウォンを突破した申眞諝八段は賞金ランキング初の2位に上がった。

申眞諝八段はグロビス杯世界囲碁U-20で優勝したのをはじめIMSA国際エリートマインドゲームズの団体戦と混成ペア戦で優勝した。特にKB国民銀行の囲碁リーグで最年少主将として所属チームの正官庄ファンジンダンが優勝するのに最も大きな貢献をするなど昨年目立つ活躍を展開しながら3億6600万ウォンの賞金を稼いだ。

3位は約2億4000万ウォンの収入を上げた崔精九段が占めた。2014年女子棋士で初めて1億ウォンを超えた崔精九段は昨年201７年初の2億ウォンを突破し4年連続1億ウォンを超える収入を上げた。崔精九段は 昨年開かれた世界女子囲碁大会を席巻しながら最高の一年を送った。

22期GSカルテックス杯で準優勝した金志錫九段が2億ウォンを稼ぎ4位を占め、5∼10位に上がった李世乭（イセドル）ㆍ崔哲瀚九段、吳侑珍五段、朴永訓九段、申旻埈七段、安國鉉八段が1億5000万ウォン以上の所得を手に握った。

10位圏以外の範囲では安成浚八段が1億5200万ウォン、羅玄九段が1億3100万ウォン、李東勳九段が1億1600万ウォンの収入を上げるなど18人の棋士が億台の輸入を稼いだ。

昨年1位から10位までの平均賞金は2億4800万ウォンと調査され、30位までは平均1億4300万ウォン、50位までは平均1億300万ウォン、100位までは平均5970万ウォンとなった。

33代棋士会長に孫根氣当選

孫根氣（ソングンギ）五段が第33代韓国棋院プロ棋士会長に当選した。 

1月22日城東区庁青少年修練館で開かれた2018年定期の棋士総会で孫五段は189票のうち103票を得て、一緒に出馬した盧永夏（ノヨンハ）九段との趙大賢（チョデヒョン）九段を抜いて第33代棋士会長に当選した。監事には朴相燉(パクサンドン)八段が選出された。 

1987年生まれの孫根氣新会長は2003年95回入段大会を通じてプロに入門した。 

初出馬して当選した孫新会長はプロ棋士の生計の安定、普及ㆍ教育予算の増大、国外棋戦参加の経費負担軽減、地域の囲碁普及棋士の体系的支援、棋士間、世代別の和合などを公約に掲げて最多得票を引き出した。

韓国棋院オンラインショッピングモールオープン

韓国棋院がオンラインショッピングモール(http://www.badukmall.co.kr)を2月1日正式にオープンした。 

最近アルパコなどで囲碁に対する関心が増加しているが囲碁関連商品開発及び販売は低迷している状態だった。韓国棋院は消費者らが商品を手軽に購入できるようにショッピングモールを運営することになった。ショッピングモールでは代表的な囲碁用品である碁盤と碁石をはじめ月刊『囲碁』、囲碁書籍、囲碁記念品などを販売する。

またショッピングモールを通じて囲碁の教育動画を無料で視聴できるように計画していてショッピングと囲碁入門教育を同時に楽しむことができる見通しだ。

ショッピングモールの会員登録の際に1000ポイントのマイレージを支給し、購買金額の1%をマイレージでの積み立てが可能だ。積み立てられたマイレージは一万ウォン以上の商品購買の時に1000ポイントから現金のように使用することができる。