大韓囲碁協会長、囲碁未来の青写真を公開する
韓國棋院の徐孝錫(ソヒョソクㆍ76)理事が第8代大韓囲碁協会長に就任した。
徐会長は囲碁人口の拡充を初の課題として提示した。
「囲碁は4000年の歴史を誇る東洋文化の精髄であり頭脳スポーツの寵児です。一時1500万人を数えた囲碁人口が、今は700万人に減り、残念です。まず800万から始め、1000万人に増やしていくことに努めます」
囲碁人口の増大を誓った徐会長は、特に子どもに注目した。
「暴力的なオンラインゲームにあざができている子供たちに囲碁ほどのものはないと思います。相手を配慮し忍耐して思考力を養えるように学校で放課後授業を通じて囲碁に接することができるようにして、今後正式科目として学ぶことができるようにしなければなりません」
13路囲碁「イジゴ(EasyGO)」、一生趣味になるぞ
碁を打つのに時間がかかりすぎるという固定観念打破のため、13路碁盤の導入も決めた。
「囲碁を習うのにとても難しくて時間をたくさん取ると言うんですね。初心者は既存の19路の碁盤が始まる前に13路の碁盤から段階を踏んでいこうと思います。入門者の進入障壁も低くなると思います」
徐会長は、「13路碁で囲碁の世界化まで成し遂げる」という大きな絵を描いている。
「イージーゴ(EasyGO)で米国青少年のための大会を開くつもりです」
西洋人たちも囲碁を知ればきっと喜ぶだろうと徐会長は確信している。カギはどうやって知らせるのかということ。
「在米韓国人が多いLAコリアタウンで大会を一度開き、ニューヨークのチャイナタウンでもう一度開くつもりです。その種を集めてアメリカの真ん中であるニューヨークのタイムズスクエアで囲碁大会を開催する予定です。そしてニューヨークタイムズに「囲碁を教えろ」という内容の全面広告を出すつもりです」
徐会長は世界化の最も簡単で良い手段が「イージーゴ」になると自信を持っている。
「私の周りの友達が囲碁を楽しみながら喜ぶ姿を見ると、ますます子孫に囲碁を教えなければならないという気がします」
生涯囲碁と友としてきた徐会長。「囲碁界の発展のためにできることはすべてやってみる」と覚悟を決めた。