金寅九段、体育勲章猛虎章受章者に選定
「永遠の国手」と呼ばれる金寅(キ厶·イン)九段が体育勲章猛虎章受章者に選ばれた。
体育勲章猛虎章は2等級体育勲章で体育発展に功績をあげ、国民体育の地位を高め、国の発展に貢献した功績の著しい人物に授与する勲章である。
10月15日、ソウル中区(チュング)のザ·プラザホテルのグランドボールルームで開かれた「2021体育発展有功政府褒賞伝授式及び第59回大韓民国体育賞授賞式」で、生涯囲碁の発展と普及に貢献した金寅九段に体育勲章猛虎章が授与された。
黄熙(ファン·ヒ)文化体育観光部長官が授与した勲章は、金寅九段の遺族代表として出席した息子の金山(キム·サン)氏が代理受賞した。
金寅九段は韓国囲碁の開化期である1960∼70年代、韓国囲碁の成長と発展を導いた立役者である。
1966年、第10期国手戦での優勝を皮切りに、1977年まで30回もタイトルを獲得し、韓国囲碁の看板スターとして活躍した。その後、曺薫鉉(チョ·フンヒョン)、李昌鎬(イ·チャンホ)九段ら後輩棋士に王座を譲った金寅九段は、2004年から韓国棋院理事として参加し、国内外の囲碁普及と韓国囲碁の世界化に大きく貢献した。2007年からは故郷の康津(カンジン)で全国子ども囲碁大会(2007年)と国際シニアアマ囲碁大会(2008∼2019年)を開催した。
2018年第1回囲碁の日の時、文化体育観光部長官表彰と囲碁大賞功労賞を受賞した金寅九段は今年4月に持病で亡くなった。
プロ棋士の勲章叙勲は今回が6回目である。
1980年に趙治勲九段、1989年に曺薫鉉九段と趙南哲(チョ·ナムチョル)九段、1996年に李昌鎬九段が銀冠文化勲章を受け、2006年には盧武鉉大統領が死去した趙南哲九段に金冠文化勲章を授与した。