2021年07月26日 韓国囲碁事情

韓国国内四番目の父子プロ棋士が誕生した。

7月10日、韓国棋院大会場で開かれた第148回韓国棋院入段大会で金賢斌(キ厶ヒョンビンㆍ17)が入段に成功し、父親の金承俊(キ厶スンジュンㆍ48)九段と共に親子のプロ棋士になった。

総153人が参加して5枚の入段チケットを争った本大会で、金賢斌は研究生序列上位者(2位)でシードされ、本選から出発した。 本大会は毎ラウンドのダブル·イリミネーション方式。

金賢斌は64人が競った本選で山場も迎えたが、熾烈な関門をくぐり抜けて望んでいたプロ棋士の夢を実現した。入段決定局では、前日敗れた林進煜(イムジンウク)に雪辱戦を展開した。

「謙虚で根気強く頑張る姿が格好いい李昌鎬(イチャンホ)先生を尊敬している」と言った金賢斌は、父親と週1〜2回くらい碁を打っている。

六歳の時、祖父と手を取って出た囲碁塾で初めて囲碁を学んだ金賢斌は、その後、京畿道山本(キョンギド·サンボン)の囲碁道場で入段を目標に全瑛圭(チョンヨンギュ)七段に師事し、小学校6年生の時からは、韓国棋院の研究生(日本の院生)を並行した。

「とても嬉しいが、実力ではまだまだなのでもっと頑張りたい」と感想を述べた金賢斌初段は、「着実に成績を出せる棋士になりたい、囲碁リーグや世界大会で良い成績を出したい」と抱負を語った。

一方、国内で父子プロ棋士は金明煥(キムミョンファン)ㆍ金在九(キム·ジェグ)、李仁相(イインサン)ㆍ李基燮(イギソプ)、崔珪昞(チェギュビョン)ㆍ崔暎讚(チェヨンチャン)に次いで四番目。

父娘プロ棋士には權甲龍(クォンガプヨン)ㆍ權孝珍(クォンヒョジン)、金成來(キムソンレ)ㆍ金彩瑛(キムチェヨン)ㆍ金多瑛(キムダヨン)がいる。

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