2021年01月22日 韓国囲碁事情

2020年は申真諝(シン·ジンソ)九段が記録関連の全部門を独占した一年であった。

1月から12月まで12カ月連続でランキング1位を占め、国内最強に上り詰めた申真諝九段は最多勝·勝率·連勝·賞金部門1位を独占し、独走体制を構築した。四つの部門の1位は2017年の朴廷桓九段以降3年ぶりであり、多勝·勝率·連勝など記録部門の3冠は3年連続で申真諝九段の役割となった。

名実共に第一人者になる

昨年2月、24回LG杯朝鮮日報棋王戦で朴廷桓(パク·ジョンファン)九段に2-0で勝利した申真諝九段はメジャー世界大会初優勝により、2020年の扉を開いた。

LG杯決勝の1局の勝ちは申真諝九段が朴廷桓九段にやぶれた9連敗の鎖を断ち切った千金のような勝利でもあった。その後、朴廷桓九段とのタイトル戦で連戦連勝した申眞諝九段はその間、天敵として君臨した朴廷桓九段に12連勝する驚くべき反転を導き出した。

この他、三星(サムスン)杯準優勝、応氏杯決勝進出、春蘭杯決勝進出など世界戦で存在感を誇示した申眞諝九段は国内タイトルも4つ獲得した。最高棋士決定戦と竜星戦の決勝では朴廷桓九段を下し、GSカルテックス杯とKBS囲碁王戦では金志錫九段と安成浚八段を制圧した。四回の決勝の舞台で一本も敗れない完ぺきな勝ちであった。

32年ぶりに年間最高勝率達成

申眞諝九段が3年連続して多勝1位(76勝10敗)を獲得したのも驚くべき成果であるが、特に12月まで90%を上回った勝率は断然話題の中心であった。

前代未聞の90%勝率は、12月20日開かれた中国甲級リーグプレーオフにおいて許嘉陽八段に阻まれ、霧散してしまった。

その夕方、KB囲碁リーグで朴廷桓九段にさらに負けたが、その後4連勝に成功した申眞諝九段は勝率88.37%で1年の農事を終えた。勝率88.37%は1988年に李昌鎬九段が作成した年間最高勝率88.24%(75勝10敗)を32年ぶりに塗り替えた年間最高勝率の新記録であった。

関心を集めた賞金部門の1位もやはり申眞諝九段が占めた。

昨年の国内棋士としては唯一に10億ウォンを突破し賞金ランキング1位となった申真諝九段は初めて賞金王の栄誉も獲得した。

賞金の内訳を見ると、LG杯の優勝賞金3億と三星杯の準優勝賞金1億など、世界大会で4億1000万ウォンを獲得し、さらにGSカルテックス杯など4回優勝した国内大会と南海(ナムヘ)スーパーマッチで3億2000万ウォンを追加した。KB囲碁リーグと中国甲組リーグでも3億400万ウォンの収入を得て総10億3800万ウォンの記録を達成した。

年間賞金10億ウォン突破は2001年の李昌鎬九段、2014年の李世ドル九段、2018·2019年の朴廷桓九段に続き、今回が五番目である。歴代の年間賞金ランキングでは李世ドル九段(14億)、朴廷桓九段(2018年12億900万ウォン)に次いで3位となった。

申真諝九段(右)が12月24日開かれた自身の2020年最後の試合で白現宇二段に勝ち、勝率88.37%を記録して年間最高勝率の新記録を達成した。

申真諝九段(黑) vs 白現宇二段 棋譜 (年間最高勝率の新記録を達成した棋譜)

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