2020年08月22日 韓国囲碁事情

申眞諝(シンㆍジンソ)九段が竜星戦決勝でディフェンディングチャンピオンの朴廷桓(パクㆍジョンファン)九段を破って優勝し、飛竜への昇天を告げた。

ランキング1ㆍ2位の決勝対決で関心を集めた第3期竜星戦決勝3番勝負は申眞諝九段のために設けられた舞台だった。

7月26日囲碁テレビスタジオで行われた決勝1局で231手で黒番中押し勝ちした申眞諝九段は、27日同じ場所で続けされた2局でも347手で白番半目勝ち、総合戦績2-0で大会初優勝を獲得した。

前期大会の決勝で朴廷桓九段に0-2で敗れた申眞諝九段は9カ月ぶりに同じスコアで雪辱に成功した。

申眞諝九段と朴廷桓九段の通算戦績は11勝16敗で朴九段がリードしている。しかし今年の両棋士の戦績だけを見ると7勝1敗で申九段が圧倒している。昨年まで4勝15敗、勝率21.05%から今年勝率87.5%と驚くべき反転が行われた。

今年の7勝はすべて決勝で収めた勝利であり、1敗は本選リーグ戦での負けだ。

両棋士の6回のタイトル戦対決で3連敗後に3連勝した記録を見ると版図変化の様相が一目で分かる。

2018年2月初代クラウンヘテ杯の優勝カップをめぐって初めてタイトルを争った2人の棋士は、2019年の囲碁テレビ杯と2期竜星戦で相次いで朴九段が勝利してリードした。

両棋士の立場が逆転した決定的なきっかけは今年2月開かれた第24回LG杯朝鮮日報棋王戦決勝3番勝負だった。

特に終盤まで必勝の勢いを構築した決勝1局で朴九段が申九段の策略で勝負が覆され、結局1局の結果は2局まで影響を及ぼした。LG杯でメジャー世界棋戦初優勝の栄誉を手にした申九段は6月の最高棋士決定戦でも朴九段に3-0の完封勝ちを収めた。

今回の竜星戦決勝第1局もLG杯のデジャビュを見ているようだった。

終始リードしていた朴九段が秒読みに追い込まれ、人工知能90%の優位が一気に逆転したのだ。朴九段は決勝2局で厳しかった形勢を半目まで追い上げたが申九段の安全運行で結局勝負を覆すことには失敗した。

最近の朴九段との決勝対決で申九段は3回とも勝利したのはもちろんで2-0、3-0、2-0の完封勝ちで飾った。朴九段による決勝7連勝記録は申九段が一皮脱いで成長したことを証明している。

申九段にこれまで天敵として君臨してきた朴九段を克服したきっかけを聞くと申九段もLG杯のことを言及した。

「今年に入ってどのように反転したのかよく分かりませんがLG杯優勝で自信がついたのは確かだと思います。負担を少し下げたら心が落ち着いたのも事実です。今はリードしているが今後も競争を続けなければならないと思います」

6冠王になった申眞諝、国内無冠に転落した朴廷桓

竜星戦優勝で6冠に輝いた申眞諝九段。一方朴廷桓九段のタイトルは半分の三つ。しかも竜星のタイトルを申九段に奪われ、国内無冠となった。

今年1月から国内ランキング1位に上がった申眞諝九段は8月20日現在39勝4敗、勝率90.7%という驚くべき成績を記録している。李昌鎬(イㆍチャンホ)九段が三段時代の88年に収めた88.24%(75勝10敗)の年間最高勝率記録を破るか、早くも注目が集まっている。

「人間人功知能」の神功を発揮している申眞諝九段が下半期、相次いで待機している三星火災杯、應氏杯、春蘭杯などメジャー世界棋戦でどのような成果を成し遂げるかも関心事である。

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