2020年04月21日 韓国囲碁事情

申眞諝(シンジンソ)九段の‘克服チーム’と朴廷桓(パクジョンファン)九段の‘祈願チーム’。

イベント形式で行われている囲碁リーグオールスター戦が国内最高棋士の真剣勝負で幕を上げた。新型コロナウイルス感染症の克服を祈願する2019-20KB国民銀行囲碁リーグオールスター戦が4月10日から紅一点の崔精(チェジョン)九段と尹畯相(ユンジュンサン)九段の対決で始まった。

今回のオールスター戦は囲碁リーガー10人が5人1チームに分かれて出場し、連勝戦で優勝チームを決める。

白大鉉(ペクデヒョン)監督が克服チーム、韓鐘振(ハンジョンジン)監督が祈願チームの司令塔を引き受けた。両チームの監督は2019-20KBリーグチャンピオン決定戦で名勝負を繰り広げた韓国物価情報(韓鐘振)、セルトリオン(白大鉉)を指揮したことがある。

克服チームは申眞諝九段をはじめ卞相壹(ビョンサンイル)ㆍ李東勳(イドンフン)ㆍ羅玄(ナヒョン)ㆍ崔精九段でチームを組んだ。
祈願チームは朴廷桓ㆍ申旻埈(シンミンジュン)ㆍ朴永訓(パクヨンフン)ㆍ李映九(イヨング)ㆍ尹畯相九段である。

白大鉉監督は「今回のオールスター戦はコロナ克服を祈願する良い趣旨で企画された。そのため勝負も勝負だがファンに面白い内容、強烈な勝負をお見せしたい。しかし勝利はわがチームになればと思う」と抱負を語った。

立ち向かう韓鐘振監督は「久しぶりに有名な選手が多く出場してファンが楽しめるようなチャンスだ。選手たちがお好みに楽に対局できるようにしたい」と臨戦の感想を伝えた。

今回のオールスター戦は新型コロナウイルス感染症で萎縮した囲碁界のムードを反転させるため番外試合として企画された。オールスター戦は2007ㆍ2016ㆍ2017年に続き今回が4度目だ。従来のオールスター戦と違って今年のオールスター戦は連勝戦で少なくとも5回、最大9回の対局を行うことになる。

KB国民銀行囲碁リーグオールスター戦の持ち時間はそれぞれ30分、40秒秒読み3回。オールスター戦は午後7時から囲碁テレビで生中継される。

KB国民銀行の囲碁リーグオールスター連勝戦 結果表

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