韓国棋院の定款変更、李世乭は棋士会と法的解決模索
韓国棋院は7月12日理事会を開かれ、①韓国棋院の入段手続きを通じて専門棋士になった者は入段と同時に棋士会の会員になる ②韓国棋院が主催ㆍ主管ㆍ協力ㆍ後援する棋戦には棋士会所属の棋士だけが出場できるという定款の条項を新設した。
新設された定款の第4章23条は韓国棋院所属の棋士を対象にする。韓国棋院が招待する海外の棋士やアマチュア棋士は以前と同じように韓国棋院が主催·主管·協力·後援する大会に出場できる。
棋士会(プロ棋士協会)は1967年に正式発足したが、それ以前から存在した韓国棋院の母胎だ。これまで韓国棋院の定款に棋士会と関連した内容を記述していなかったが、時代の変化に合わせて明文化が必要だという世論があって定款第4章23条を反映することになった。
定款の新設は李世乭(イㆍセドル)九段と関連がある。
2016年5月、李世乭九段は棋士会に脱退書を提出した。李世乭九段は棋士会が積立金の名目で棋士の賞金で一括控除する制度(国内棋戦5%、外国の主催棋戦3%)を問題視した。最近李世乭九段は棋士会の脱退と関連して法的解決を試みている。
棋士会の孫根氣(ソンㆍグンギ)会長は「李世乭九段は現在も棋士会の会員と見ている。新定款が文化体育観光部の承認になると最後に李九段の意思を確認する予定だ。その時も脱退の意志が確固ならばその時期を基準に手続きを踏む」という考えを明らかにした。