2019年05月21日 韓国囲碁事情

劉昌赫 vs 依田紀基(応氏杯決勝)

一世を風靡した囲碁レジェンド16人が1004つの島で成り立っている韓国の全羅南道新安郡に集まる。

<2019 1004島 新安国際シニア囲碁大会>が6月7日から12日まで全羅南道新安郡曽島に位置するエルドラドリゾートで開かれる。

新安国際シニア囲碁大会には主催国の韓国で6人をはじめ、日本ㆍ中国ㆍ台湾で各3人、ワイルドカード1人など50歳以上のレジェンド16人がトーナメント方式で初代チャンピオンを決める。

出席者者面々を見ると各国の囲碁を代表するレジェンド達が勢揃い。

主催国の韓国では徐奉洙·劉昌赫·梁宰豪九段が元世界チャンピオンだ。

日本の武宮正樹ㆍ小林光一ㆍ依田紀基九段、中国の兪斌九段、台湾代表として出場する林海峯ㆍ王立誠九段、ワイルドカードの趙治勳九段など10人が元世界王者。

強力な優勝候補として韓ㆍ中ㆍ日の50代トリオである劉昌赫ㆍ兪斌ㆍ依田紀基九段が挙げられる。

劉昌赫九段はメジャー世界大会6回優勝の貫禄を示すスーパースター。93年6回富士通杯を皮切りに96年3回応氏杯、99年12回富士通杯、2000年5回三星火災杯、2001年3回春蘭杯、2002年6回LG杯で優勝した。

依田紀基九段は96年初代の三星火災杯優勝を獲得した。93年と98ㆍ99年にはテレビアジア選手権で優勝しながら早碁の帝王らしさを立証した。

兪斌九段は2000年4回LG杯で優勝、97年と2004年にはテレビアジア選手権を制覇した。

三人の通算戦績は劉昌赫九段が一歩リードしている。

特に劉昌赫九段は今年4月、中国浙江省で開かれた韓ㆍ中ㆍ日シニア大会決勝で兪斌九段を下して優勝した。

劉昌赫は依田紀基九段、兪斌九段とメジャー世界大会優勝カップを争ったりした。

劉昌赫九段と依田紀基九段は96年1回三星火災杯と3回応氏杯決勝で会って1勝1敗を記録した。応氏杯では劉昌赫九段が3-1で優勝し、三星火災杯では依田九段が2-1で勝利した。

国際大会の成績は劉昌赫九段が兪斌九段に10勝6敗を、依田九段に9勝6敗で優勢だ。依田九段と兪斌九段は1勝1敗と互角の戦いを演じた。

一方韓国の徐奉洙九段は90年2回東洋証券杯と93年2回応氏杯で優勝したベテラン。宇宙流で有名な武宮正樹九段は88ㆍ89年1ㆍ2回富士通杯と89∼92年テレビアジア選手権を4連覇した。小林光一九段は97年10回富士通杯で優勝したレジェンドだ。

台湾国籍だが、日本棋院で活躍している林海峯九段は90年3回富士通杯、王立誠九段は98年2回LG杯と2000年2回春蘭杯頂上に登った。

また日本政府から紫綬褒章を受けた趙治勳九段は91年4回富士通杯と2003年8回三星火災杯で優勝した。

今回の国際シニア囲碁大会は16強個人戦(トーナメント)とともに3人の団体戦も同時に開かれる。3人の団体戦は16強個人戦選手の中で各国1チームが出場してフルリーグで優勝チームを決める。

韓国棋院が主催して全羅南道と新安郡が後援する<2019 1004島 新安国際シニア囲碁大会>の個人戦優勝賞金は5000万ウォン、団体戦優勝賞金は2000万ウォンだ。持ち時間はそれぞれ30分、30秒秒読み3回ずつだ。

<2019 1004島 新安国際シニア囲碁大会>の各国選手リスト

韓国 徐奉洙ㆍ劉昌赫ㆍ梁宰豪ㆍ徐能旭ㆍ金鐘秀九段、金基憲七段
日本 武宮正樹ㆍ小林光一ㆍ依田紀基九段
中国 劉小光ㆍ芮乃偉ㆍ兪斌九段
台湾 林海峰ㆍ王立誠ㆍ王銘琬九段
ワイルドカード 趙治勳九段

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