仲邑菫ちゃん、韓国の生活を終わって本格的にプロデビューのために日本行き
韓国で囲碁の勉強をしていたうち、今年1月日本棋院英材特別採用推薦棋士で特別入段した仲邑菫ちゃんが4月1日から日本棋院関西総本部所属のプロ棋士活動のため3月19日大阪へ出国した。
2017年初めから2018年12月まで2年間、韓国の韓鐘振(ハンジョンジン)囲碁道場で勉強した菫ちゃんは国内の子供囲碁大会で数回入賞しており、韓国棋院研究生リーグも出場した。
10歳30日の年で日本囲碁界史上最年少入段記録(従来の記録は藤沢里菜の11歳6ヵ月)を立てた菫ちゃんは入段が決まってから韓国でも大きな話題を呼び起こした。
韓国棋院で開かれた1月22月の記者懇談会と翌日の崔精(チェ・ジョン)九段との親善對局には韓国の主要マスコミはもとより、韓国駐在の日本特派員たちが出席するなど50人あまりを超える報道陣が取材競争を繰り広げた。
以降曺薫鉉九段との記念對局を、2月28日には韓鐘振囲碁道場の入段の祝宴にも出席して苦楽を共にした先輩、後輩などと楽しい時間を過ごした。
この場で菫ちゃんは流暢な韓国語で”これからもっと一生懸命勉強します”という抱負を述べて拍手を浴びた。
3月7日国内のある新聞社との取材で菫ちゃんは一番好きな朴廷桓(パクジョンファン)九段と一緒にインタビューをした。
朴廷桓九段は菫ちゃんに”努力してもうまくいかず詰まる時があるが、その危機をどう乗り越えるかが一番大事だ”とアドバイスしながら菫ちゃんを応援した。
菫ちゃんは3月13日に開かれた第2期竜星戦本選、羅玄(ナヒョン)九段と金世東(キムセドン)六段の記録計を担当し、17日に幕を下ろした押鴎亭棋院女流最強戦を最後にして忙しかった韓国留学生活の別れを告げた。
母親の中村幸さんは”菫が入段した後でも韓国を行き来しながら勉強したいという意思を持っている”と伝えた。