朴廷桓ㆍ朴永訓、春蘭杯決勝行
朴廷桓ㆍ朴永訓九段が仲よく春蘭杯の決勝に上がった。
12月19日中国浙江省寧波市で行われた第12回春蘭杯世界囲碁選手権大会準決勝で朴廷桓九段が中国のランキング1位の柯潔九段に291手までで白番1目半勝ちで大会初の決勝進出に成功した。柯潔九段に勝利した朴廷桓九段は通算戦績でも9勝7敗とさらに一歩進んだ。
向かい組では朴永訓九段が中国の黨毅飛九段に310手までで黒番1目半の逆転勝で2回連続決勝行きを確定した。
朴廷桓九段と朴永訓九段が世界大会の決勝舞台で激突するのは今回が二番目だ。国内大会まで合計すれば三番目の決勝対決となる。
今年1月に開かれた第3回夢百合杯世界囲碁選手権決勝5番勝負で朴廷桓九段が3-0で勝利して優勝した。2011年に開かれた第16回GSカルテックス杯決勝5番勝負でも朴廷桓九段が3-0で勝った。
通算戦績でも朴廷桓九段が17勝8敗でリードしているが最後の対決だった9月のKBリーグでは朴永訓九段が勝利を収めた。
第12回春蘭杯決勝3番勝負は2019年6月に開かれる予定だ。場所は未定。
中国主催初の世界大会である春蘭杯は中国の家電メーカーの春蘭グループが後援する世界大会で99年に初めて開かれて以来20年間続いている棋戦だ。5回大会から隔年制で開催されている春蘭杯の持ち時間はそれぞれ2時間25分で1分秒読み5回、優勝賞金は15万ドル、準優勝賞金は5万ドルだ。
これまで同大会では韓国と中国がそれぞれ5回ずつ優勝し、日本が1回優勝した。前期大会の決勝では中国の檀嘯九段が朴永訓九段を2-1で下し優勝した。
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弘報 Team次長
車永求氏より配信