若ママと準ママの対決になった第16回建橋杯 女子囲棋公開戦
中国国内で最大級の女流棋戦である建橋杯女子囲棋公開戦、その第16回目の決勝戦が、昨年秋に香港で行われた。
第16回目の建桥杯女子囲棋公開戦の予選は、同8月末から9月初めまで北京で行われ、総勢62名のプロ棋士が参加し、中国国内の女流戦としては史上最多の人数になった。
最年少の2006年生まれの呉依銘(12歳)と最年長の棋士との年齢差は 43歳にも上るが、香港で決勝戦が行われた際、最終的に対決した王晨星(おう しんせい)5段(1991年生れ)と蔡碧涵(さいへ きかん)3段(1990年生れ)はわずか一歳の年齢差になった。
しかも、王5段が一歳児の若いママで、蔡3段は妊娠五か月の妊婦、いわば準ママという珍しい棋士同士の対決は注目を集めた。
対戦の結果、王晨星5段が2012年の第10回に続けて2回目の優勝を果たした。