新型肺炎流行の最中のネット対局
中国武漢市で始まり、日本を始め、全世界で新型肺炎が凄まじい勢いで流行しています。
震源地・武漢市のある湖北省の主要都市は多数封鎖され、実質全中国の十数億人が 隔離又は半隔離状態に置かれています。
多人数の会食まで禁止され、四人以上集まって麻雀をするのも厳しい取り締まりの対象になっています。
麻雀禁止令を無視したということでその場で麻雀卓などを警察官にハンマーで乱暴に潰された映像は日本のテレビでも流され、それを見て驚いた方は少なくなかったでしょう。
このような状況の中で、当然のことで人が集まるような囲碁関係のイベントもほぼ全て中止となりました。
軟禁または半軟禁生活が強いられている囲碁ファンたちのことを考えて、湖北省と河南省の囲碁協会がネット対局を企画しました。
湖北省の北に位置し、同省に隣接するということで、河南省も比較的に早い段階で半封鎖状態に陥っています。
急遽決めた両省のアマチュア囲碁棋士によるネット対局は、2月22日と23日にそれぞれ一回ずつ開催され、合計14名のアマチュア棋士が参戦しました。
初回は5∶2、2回目は6∶1で、いずれも河南省チームが勝ちました。ネット対局を観戦した人数は延べ10万人に上ったと長江綱は伝えています。