2019年11月27日 韓国囲碁事情

囲碁の日2周年記念式が11月5日、ソウル松坡区(ソンパグ)オリンピックパークテルで開かれた。

昨年10月18日に実施された囲碁振興法第7条により、囲碁の日に制定された11月5日は故趙南哲先生が1945年ソウル南山(ナムサン)洞に漢城棋院を立てた日だ。漢城棋院は韓国囲碁の総本山である韓国棋院の前身だ。

2周年記念式の功労者の表彰で囲碁書誌学者の安玲二(アンヨンイ)氏(本名は安圭琠・アンギュチョン)が50年余り囲碁関連遺物と史料の収集を通じて囲碁文化発展に寄与した功労を認められ、文化体育観光部長官表彰を受けた。囲碁の大衆化に貢献した權慶彦(グォンギョンオン)六段と女性囲碁人口の底辺拡大に貢献した金末順(キムマルスン)韓国女性囲碁連盟会長も共同で長官表彰の主人公になった。

昨年3月30日に国会本会議を満場一致で通過した囲碁の振興法施行令の制定案は国家と地方自治体が’囲碁の日’に囲碁の試合や囲碁関連学術行事などをしたり、そうした行事などをした囲碁団体を支援できるという根拠を用意しており、昨年10月8日国務閣議で最終決定された。

▲文化体育観光部長官表彰式(左から)キムマルスン、カンジョンウォン文化体育観光部体育局長、グォンインキ(グォンギョンオン六段代理)、安玲二(アンヨンイ)囲碁書誌学者

ホームページ「フォーラム榧」管理責任者の注釈です。日本でも「囲碁の日」は1月5日として、広く普及に努められています。しかし、それは日本棋院、関西棋院を中心に囲碁関連の団体が中心となってすすめている、いわゆる任意の日であります。

これに対して、韓国の「囲碁の日」は法律によって定められた日であります(韓国囲碁事情9月号参照)。韓国の囲碁に対する力の入れようが違うことが分かりますね。日本においても日本棋院を始め関連団体が政府に対するロビー活動をしてもいいんじゃないでしょうか。囲碁も将棋も他国から伝わってきたものですが日本で受け入れられ、育まれ成長した立派な文化です。

蛇足ではありますが、ここで紹介されています文化体育観光部長官賞(日本では文科省大臣賞に近いものでしょう)を受けられた安玲二先生ですが、筆者が30年以上前より親しくさせていただいてる先生です。

先週11月21日韓国訪問の折に、安先生と韓国棋院広報部長の車永求先生と食事を共にした折に伺いました。永年の囲碁に対する情熱が認められたことを本当にお祝いしたいと思います。添付の写真は右から安玲二先生、私、そして韓国棋院広報部長の車永求先生。

  • 送料

    佐川急便 1,000円
    ※北海道・沖縄・離島は1,500円

  • お支払い方法


    クレジットカード・代金引換・銀行振込

  • 0120-812-102
  • メールでのお問い合わせ
ご来店予約について
商品検索
  • 営業カレンダー

  • 運営サイト

    • 美術通販サイト
    • 雑貨の通販ショップ
    • 補聴器専門店